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応募総数3,088件から選ばれた、40件の取り組みです。
・障害×提案=もうちょい住みよいつくば(茨城県つくば市)
「要望から提案へ ~障害がある私たちのアイデアを政策提案にまとめて、自治体と協働して、もうちょい住みよいつくばをめざす。」
私たちは、2018 年 3 月から活動をはじめました。障害がある人とその家族がもうちょい住みやすく、その友人がもうちょい関わりやすく、支援者やサポーターがもうちょい支援しやすくなることをビジョンとしました。
障害があるといっても、障害の種類や個々人のさまざまな要因、環境によってニー ズは異なります。その個々のニーズは小さいものとして、時折大きなニーズの中に隠されてしまうことがありました。しかしながら、その個々の一見小さなニーズの中に、大きな可能性が秘められているときもあります。この会では、このニーズを共有する中で生まれるアイデアからもうちょい住みよいつくばを創造していきます。
2.就労中の重度障害者への公的な介助サービスを実現する
【現状】障害者は通勤時および就労中に公的福祉サービスを利用できないため、介助を必要とする障害者は、働く能力があっても就労が難しい。現状として、(1)障害者を雇用する民間企業等は、障害者雇用納付金制度に基づく助成金を利用し、職場介助を行うことができるが、医療的ケアや体位交換等は助成金の支給対象外である。(2)自営業として経済活動を行っている重度障害者は、その間、公的福祉サービスを受けられない。
3.市役所に遠隔手話通訳システムを導入する
【現状】市役所が遠隔手話通訳(ビデオ通話)に対応しておらず、聴覚障害者が各種申請、届出、相談を行う際、本庁舎まで出向く必要がある。
【提案3】聴覚障害者の意思疎通の配慮として、手話通訳者をつくば市役所障害福祉課に配置し、各窓口センターからもビデオ通話を使って各種申請、届出、相談に伴うサポートを受けられるようにする。
4.改正バリアフリー法に基づき、つくば市のマスタープラン・基本構想を作成する
【現状】つくば駅周辺は、道路と歩道の段差がなく、車椅子でもスムーズに利用できるが、駅から少し離れると道路と歩道の段差が大きく、飲食店にも入口に数段の段差があり、車椅子では入れない店舗が多い。「つくば市ユニバーサルデザイン基本方針」(2006年)策定に向けて市民に意識調査を行ったのは2005年であり、それ以降、市民を対象とした調査は行われていない。そのため、まちづくりに障害当事者の視点を活かす場と機会がない。
【提案4】つくば市において、改正バリアフリー法の趣旨に則り、障害当事者の委員を含めた協議会を設置し、持続可能都市宣言にある「誰もが自分らしく生きるまち」を目指して、マスタープランと基本構想を作成する。
5.避難行動要支援者の個別避難計画の策定を進める
【現状】2013年の災害対策基本法の一部改正に基づき、避難行動要支援者名簿の作成は進んだが、具体的な避難行動支援のあり方(福祉避難所の設置方法、避難方法とその支援方法など)が分からず、災害への不安を抱えている。
【提案5】ハザードマップに合わせ、危険度の高い地域から順に、避難行動要支援者の個別避難計画の策定を進める。
6.宿泊を伴う校外学習時への特別支援教育支援員の付き添いを可能とする
五十嵐市長の公約が実現し、2016 年度から 2019 年度にかけて支援員の数は倍増したが、宿泊を伴う校外学習には支援員が付き添えない。保護者が付き添えず、障害のある子どもが修学旅行に参加するのをあきらめるという事態も起きている。
【提案6】特別支援教育支援員が、宿泊を伴う校外学習にも付き添えるようにする。